マイクロフォーサーズは何と言ってもレンズを含めたトータルでシステムをとてもコンパクトにまとめることができることが利点だ。
レンズのラインナップもなかなか充実してきているし、自分に合ったシステムを組む楽しみといったものもあると思う。
オリンパス・パナソニック両社からF2.8通しのいいズームレンズが提供されていて、それらを揃えていればどんなシチュエーションにでも対応できるのだろうけど、コンパクトなのに写りがいいというマイクロフォーサーズシステムの利点を最大限に活かすためにも、わたしは単焦点レンズを揃えるやり方を推したい。
じゃあ、どのレンズを買うべきか?
わたしがメインに使っているカメラOLYMPUS OM-D E-M10との相性も含めて、その検討材料になるような記事を書いてみたいと思う。
もちろん、すべてのレンズを持ってたり試したことがあったりするわけではないので、その点はご容赦いただきたい。
今回は「単焦点レンズ」と呼んでいいものかどうか微妙なところだが、フィッシュアイボディキャップレンズ 9mm F8.0 Fisheye を紹介したいと思う。
最初に結論を書くと、このレンズは「買い」である。
名前にひきずられてボディキャップにレンズが付いたものととらえると決して安くはないが、実売で9000円程度と、交換レンズと思うとかなり安い。
これで超広角だし、フィッシュアイという ユニークな表現手法を手に入れることができるのだ。
作例というほどでもないが、このレンズを使って撮った写真はこのブログでもすでに紹介している。
そのほか、広大な風景を撮ったり、林立するビル群や竹林を見上げたり、ペットを至近から撮ったりと、一通り遊べるのはもちろんだが、 旅行には必ず連れていくことをおすすめする。
それが例えばホテル泊なんかだったりすると、その広角を利用してホテルの部屋の全体を一枚の写真に収めることもできよう。
これはなかなか標準ズームなどではできなかったりするので、 それだけでも価値は高い。
他にもスタジアム観戦なんかでも全体の様子をとらえることのできる写真も残すことができる。
さて、このレンズ。そういったフィッシュアイの楽しさをお値段的にも大きさや重さ的にも手軽に味わうことができるのだが、ピント合わせには注意したい。
レンズ全面にはレバーがついており、これをスライドすることで「ボディキャップ状態」と「撮影状態」に切り替えることができる。ちなみに絞りはF8.0固定でレンズ側でもボディ側でもこれを変更することはできない。また、電子接点も無いのでボディはレンズを認識しないし、このレンズで撮った写真のExif情報にはレンズ情報が残らない。
さて、このレンズで唯一操作できるレバーにはクリック感がある箇所が「ボディキャップ状態」以外に3か所ある。
「ボディキャップ状態」に近い方から「無限遠」「パンフォーカス」「最短撮影距離」である。
それを切り替えることでピント面を制御することができるのだ。
もちろんただでさえ被写界深度の深いマイクロフォーサーズにあってF8.0固定の絞りであるから、大抵の場合、パンフォーカスにしておけば問題はない。ただ、近接した被写体にピントを合わせたい時や天体写真を撮りたい時にはきちんと操作する必要がある。
梅園でレバーをその3か所にセットして撮ってみた写真が以下の3枚である。
無限遠
パンフォーカス
最短撮影距離(センサから20cm)
手前に写っている梅の花に注目していただければピント面が変わっているのがおわかりいただけるだろうか。
ちなみに、クリック感のないところにもレバーをとめておくことができるので、いざとなれば拡大やピーキング表示を駆使してマニュアルフォーカスすることはできる。そんなに利用する機会があるとは思えないが、シビアなピントを要求される時には試してみたい。
上の例でも見て取れるとおり、ピントが合ったところの解像感は値段と見た目のチープさから期待するもの以上であると言える。マンネリ打破とか新たな表現手法の獲得とかいうだけであってもその投資の価値は十分あると思う。
レンズのラインナップもなかなか充実してきているし、自分に合ったシステムを組む楽しみといったものもあると思う。
オリンパス・パナソニック両社からF2.8通しのいいズームレンズが提供されていて、それらを揃えていればどんなシチュエーションにでも対応できるのだろうけど、コンパクトなのに写りがいいというマイクロフォーサーズシステムの利点を最大限に活かすためにも、わたしは単焦点レンズを揃えるやり方を推したい。
じゃあ、どのレンズを買うべきか?
わたしがメインに使っているカメラOLYMPUS OM-D E-M10との相性も含めて、その検討材料になるような記事を書いてみたいと思う。
もちろん、すべてのレンズを持ってたり試したことがあったりするわけではないので、その点はご容赦いただきたい。
今回は「単焦点レンズ」と呼んでいいものかどうか微妙なところだが、フィッシュアイボディキャップレンズ 9mm F8.0 Fisheye を紹介したいと思う。
最初に結論を書くと、このレンズは「買い」である。
名前にひきずられてボディキャップにレンズが付いたものととらえると決して安くはないが、実売で9000円程度と、交換レンズと思うとかなり安い。
これで超広角だし、フィッシュアイという ユニークな表現手法を手に入れることができるのだ。
作例というほどでもないが、このレンズを使って撮った写真はこのブログでもすでに紹介している。
そのほか、広大な風景を撮ったり、林立するビル群や竹林を見上げたり、ペットを至近から撮ったりと、一通り遊べるのはもちろんだが、 旅行には必ず連れていくことをおすすめする。
それが例えばホテル泊なんかだったりすると、その広角を利用してホテルの部屋の全体を一枚の写真に収めることもできよう。
これはなかなか標準ズームなどではできなかったりするので、 それだけでも価値は高い。
他にもスタジアム観戦なんかでも全体の様子をとらえることのできる写真も残すことができる。
さて、このレンズ。そういったフィッシュアイの楽しさをお値段的にも大きさや重さ的にも手軽に味わうことができるのだが、ピント合わせには注意したい。
レンズ全面にはレバーがついており、これをスライドすることで「ボディキャップ状態」と「撮影状態」に切り替えることができる。ちなみに絞りはF8.0固定でレンズ側でもボディ側でもこれを変更することはできない。また、電子接点も無いのでボディはレンズを認識しないし、このレンズで撮った写真のExif情報にはレンズ情報が残らない。
さて、このレンズで唯一操作できるレバーにはクリック感がある箇所が「ボディキャップ状態」以外に3か所ある。
「ボディキャップ状態」に近い方から「無限遠」「パンフォーカス」「最短撮影距離」である。
それを切り替えることでピント面を制御することができるのだ。
もちろんただでさえ被写界深度の深いマイクロフォーサーズにあってF8.0固定の絞りであるから、大抵の場合、パンフォーカスにしておけば問題はない。ただ、近接した被写体にピントを合わせたい時や天体写真を撮りたい時にはきちんと操作する必要がある。
梅園でレバーをその3か所にセットして撮ってみた写真が以下の3枚である。
無限遠
パンフォーカス
最短撮影距離(センサから20cm)
手前に写っている梅の花に注目していただければピント面が変わっているのがおわかりいただけるだろうか。
ちなみに、クリック感のないところにもレバーをとめておくことができるので、いざとなれば拡大やピーキング表示を駆使してマニュアルフォーカスすることはできる。そんなに利用する機会があるとは思えないが、シビアなピントを要求される時には試してみたい。
上の例でも見て取れるとおり、ピントが合ったところの解像感は値段と見た目のチープさから期待するもの以上であると言える。マンネリ打破とか新たな表現手法の獲得とかいうだけであってもその投資の価値は十分あると思う。