やしゅ色でいこう

2014年6月に「カメラを趣味にする」と宣言してミラーレスカメラOM-D E-M10を手にしたずぶの素人。
徐々に写真のテクニックやセンスを向上させていく過程が見られる…予定。

カテゴリ:カメラ > レンズ

マイクロフォーサーズは何と言ってもレンズを含めたトータルでシステムをとてもコンパクトにまとめることができることが利点だ。 
レンズのラインナップもなかなか充実してきているし、自分に合ったシステムを組む楽しみといったものもあると思う。 
オリンパス・パナソニック両社からF2.8通しのいいズームレンズが提供されていて、それらを揃えていればどんなシチュエーションにでも対応できるのだろうけど、コンパクトなのに写りがいいというマイクロフォーサーズシステムの利点を最大限に活かすためにも、わたしは単焦点レンズを揃えるやり方を推したい。 

じゃあ、どのレンズを買うべきか? 

わたしがメインに使っているカメラOLYMPUS OM-D E-M10との相性も含めて、その検討材料になるような記事を書いてみたいと思う。 
もちろん、すべてのレンズを持ってたり試したことがあったりするわけではないので、その点はご容赦いただきたい。 

今回は「単焦点レンズ」と呼んでいいものかどうか微妙なところだが、フィッシュアイボディキャップレンズ 9mm F8.0 Fisheye を紹介したいと思う。

P1130466

最初に結論を書くと、このレンズは「買い」である。
名前にひきずられてボディキャップにレンズが付いたものととらえると決して安くはないが、実売で9000円程度と、交換レンズと思うとかなり安い。 
これで超広角だし、フィッシュアイという ユニークな表現手法を手に入れることができるのだ。

作例というほどでもないが、このレンズを使って撮った写真はこのブログでもすでに紹介している
そのほか、広大な風景を撮ったり、林立するビル群や竹林を見上げたり、ペットを至近から撮ったりと、一通り遊べるのはもちろんだが、 旅行には必ず連れていくことをおすすめする。
それが例えばホテル泊なんかだったりすると、その広角を利用してホテルの部屋の全体を一枚の写真に収めることもできよう。
これはなかなか標準ズームなどではできなかったりするので、 それだけでも価値は高い。
他にもスタジアム観戦なんかでも全体の様子をとらえることのできる写真も残すことができる。

さて、このレンズ。そういったフィッシュアイの楽しさをお値段的にも大きさや重さ的にも手軽に味わうことができるのだが、ピント合わせには注意したい。

レンズ全面にはレバーがついており、これをスライドすることで「ボディキャップ状態」と「撮影状態」に切り替えることができる。ちなみに絞りはF8.0固定でレンズ側でもボディ側でもこれを変更することはできない。また、電子接点も無いのでボディはレンズを認識しないし、このレンズで撮った写真のExif情報にはレンズ情報が残らない。P3070339

P3070340

さて、このレンズで唯一操作できるレバーにはクリック感がある箇所が「ボディキャップ状態」以外に3か所ある。
「ボディキャップ状態」に近い方から「無限遠」「パンフォーカス」「最短撮影距離」である。
それを切り替えることでピント面を制御することができるのだ。
もちろんただでさえ被写界深度の深いマイクロフォーサーズにあってF8.0固定の絞りであるから、大抵の場合、パンフォーカスにしておけば問題はない。ただ、近接した被写体にピントを合わせたい時や天体写真を撮りたい時にはきちんと操作する必要がある。

梅園でレバーをその3か所にセットして撮ってみた写真が以下の3枚である。

P3030140
無限遠

P3030139
パンフォーカス

P3030141
最短撮影距離(センサから20cm)

手前に写っている梅の花に注目していただければピント面が変わっているのがおわかりいただけるだろうか。
ちなみに、クリック感のないところにもレバーをとめておくことができるので、いざとなれば拡大やピーキング表示を駆使してマニュアルフォーカスすることはできる。そんなに利用する機会があるとは思えないが、シビアなピントを要求される時には試してみたい。

上の例でも見て取れるとおり、ピントが合ったところの解像感は値段と見た目のチープさから期待するもの以上であると言える。マンネリ打破とか新たな表現手法の獲得とかいうだけであってもその投資の価値は十分あると思う。

マイクロフォーサーズは何と言ってもレンズを含めたトータルでシステムをとてもコンパクトにまとめることができることが利点だ。
レンズのラインナップもなかなか充実してきているし、自分に合ったシステムを組む楽しみといったものもあると思う。
オリンパス・パナソニック両社からF2.8通しのいいズームレンズが提供されていて、それらを揃えていればどんなシチュエーションにでも対応できるのだろうけど、コンパクトなのに写りがいいというマイクロフォーサーズシステムの利点を最大限に活かすためにも、わたしは単焦点レンズを揃えるやり方を推したい。

じゃあ、どのレンズを買うべきか?

わたしがメインに使っているカメラOLYMPUS OM-D E-M10との相性も含めて、その検討材料になるような記事を書いてみたいと思う。
もちろん、すべてのレンズを持ってたり試したことがあったりするわけではないので、その点はご容赦いただきたい。

第1回、第2回と長めの焦点距離を持つオリンパスのレンズを紹介してきたが、これから先の標準~広角レンズは何故かパナソニックのものばかりが手元にある。 今回はその中の一つ、比較的新しい Panasonic LUMIX G 42.5mm F1.7 を紹介する。

P1130463

マイクロフォーサーズのレンズラインナップには元々これくらいの焦点距離をもつものとして、M. ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 というそこそこ評価の高いレンズがあった。このレンズは後発ということになるのだが、スペックを比較すると外観からして案外いろいろ違う。この 42.5mm F1.7 の方がびみょーに細くて(55mm⇔56mm)、ちょっぴり長くて(50mm⇔46mm)、やや重い(130g⇔116g)。視点をレンズの中身の方に移すと、名前の通り、開放F値がほんのわずか違っている(F1.7⇔F1.8)他、42.5mm F1.7 の方には手ぶれ補正機能がついている。わたしの場合はほぼOM-D E-M10で使うのでこれについては無用の長物なのだが、本体に手ぶれ補正機能のついていないパナ機を使う場合は重要なポイントかもしれない。

さて、ここまでの比較で敢えてスルーしてきたが、実はこの2つのレンズの差別化するものは上に書いたようなこまごましたものではなく、その最短撮影距離0.31m⇔0.5m)に尽きると言っても過言ではない。相当「寄れる」のだ。その結果として、最大撮影倍率は45mm F1.8 が0.11倍に対して42.5mm F 1.7 の方は0.2倍となるため、マクロ的な写真も撮れるしボケもその分盛大になる。

45mm F 1.8は価格もリーズナブルでかつ小さく、軽く、しかも明るいということで非常に人気の高いレンズなのだが、そのレビューをいくつか見るとほぼ締めくくりには「欲を言えばあともう少し寄れたら」ということを異口同音にはやし立てているのが読める。つまり、後発のこの 42.5mm F 1.7 はそんな 45mm F1.8 の欠点を見事につぶしてきたと言える。その結果、わたしのようにオリ機使いであっても敢えてこのパナレンズを買う人が出てくるというわけだ。

さて、例によってOM-D E-M10に取り付けると案の定、やや細くて頼りない感じがしなくもないが、そこそこマッチしているのではないだろうか。

写真をよく見てもらえればわかるとおり、個人的な理由でこのレンズにはプロテクタとステップアップリング(Φ37→Φ46)を付けている。
P2240961

例によってレンズが傷だらけなのはご容赦いただくとして…このステップアップリングの主目的は各種フィルターの流用である。
よく使うフィルターとしてPLフィルター(反射を取り除いたり、ある環境下で空をより一層青くし、木々の緑を深い色にする)やNDフィルター(レンズに入ってくる光量を抑えることで、明るい場所でも絞り開放で撮れる)などがあるが、手持ちのモノはそれが全てΦ46なのだ。このレンズだけΦ37だからといってΦ37のフィルターを別に揃えるのも馬鹿馬鹿しいということからこのようにしている。

P2240962

おかげでひょろっと長いレンズがさらに少し長めになってしまっている。

さて、その焦点距離は35mm換算で85mmとなるが、この焦点距離で見る画角は昔からよく使われるものであるようで、なるほど確かにいろんな場面で使える。
このブログに載せた過去のスナップ写真もこのレンズで撮ったものが多い。(これとか…)
何と言っても軽量コンパクトなのに大口径ということから気軽に持って出られる。

「そんな中望遠レンズ1本じゃ撮られるものも限られるでしょう?」 

という声も聞こえてきそうなので、ちょっと古い写真だが、このレンズ1本でイチョウを 撮りに行った時の写真を載せておく。それなりに多彩な表現ができると思われないだろうか?

ひいて絞って風景に。
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寄って開いてクローズアップ。
261015_m
 
さらに寄ってマクロ的に。
261016_m
 
2枚目の背景のボケは本来は開放で撮っているので円になるはずなのだが、絞り羽根の形が出ているのが気になると言えば気になるかもしれない。そこは45mm F1.8の方がいくらか優れていてそれなりにちゃんと丸になるらしい。
しかし、なんと言ってもこのレンズは寄れるので、盛大にボカすことができ、上の例くらいに気にならない(?)レベルにすることもできる。

どちらかと言えばクローズアップが好きな人ならお散歩に連れて行くのにカメラにつけっぱなしにして使えるだろう。
マイクロフォーサーズのカメラを買って、背景を盛大にボカした写真を撮りたいと思われたなら、初めての単焦点としては値段も手頃で十分オススメできるレンズである。
ただし、中望遠であるので料理などのテーブルフォトに使うのは難しいかもしれない。「今日食べたラーメン」ではなく「今日食べたラーメンにのっていたチャーシュー」を撮ることになるので、そこは気を付けたい。

マイクロフォーサーズは何と言ってもレンズを含めたトータルでシステムをとてもコンパクトにまとめることができることが利点だ。
レンズのラインナップもなかなか充実してきているし、自分に合ったシステムを組む楽しみといったものもあると思う。
オリンパス・パナソニック両社からF2.8通しのいいズームレンズが提供されていて、それらを揃えていればどんなシチュエーションにでも対応できるのだろうけど、コンパクトなのに写りがいいというマイクロフォーサーズシステムの利点を最大限に活かすためにも、わたしは単焦点レンズを揃えるやり方を推したい。

じゃあ、どのレンズを買うべきか?

わたしがメインに使っているカメラOLYMPUS OM-D E-M10との相性も含めて、その検討材料になるような記事を書いてみたいと思う。
もちろん、すべてのレンズを持ってたり試したことがあったりするわけではないので、その点はご容赦いただきたい。

第2回の今回は、M.ZUIKO DIGITAL 60mm F2.8 macro を紹介する。
これはその名前のとおりマクロレンズである。

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OM-D E-M10に付けるとひょろっと長いのが気になる。
それよりも読者のみなさんはレンズのフィルタ枠が赤い方が気になるかもしれない。これは単に気の迷いでプロテクタを赤い枠のものにしてみただけである。飽きたらまた別の色(たぶん普通に黒)にすると思うのでそこは軽くスルーしていただきたい。

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さて、このレンズの秀逸な点はそのフードである。
逆さに付け替えるタイプではなく、使う時にスライドするタイプで、これは非常に便利である。
見た目的にもひょろっと長いこのレンズを少しだけ太らせてくれるのでこれでちょっとマシにはなる。
レンズキャップは付けない代わりにフードでレンズを軽く保護してやろうという向きには迷惑なシステムかもしれないが、その
使用状態と収納状態をワンタッチで切替えられるというのはものぐさなわたしにとってはとても有り難い。

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マクロ撮影をしようとすると自ずとマニュアルフォーカス(MF)を多用することになるが、フード収納状態のままだとフードに隠れてしまってフォーカスリングを回すことができないので、必ずスライドさせて使用状態にしてからフォーカシングすることになる。
この状態で最短撮影距離で等倍撮影を行うには被写体がフードのすぐ先に位置することになるが、それはそれで目安にもなるのでやりやすい。

フォーカスリングはいつまでもくるくる回るタイプで、
距離無限大から最短撮影距離にピント位置を合わせようとすると果てしなくくるくる回す必要がある。しかし、まあ、普通はそんなことをしない。
方法の一つ目としてはAF+MFに設定しておき、軽くAFしてからMFで追い込むというもの。もう一つはフォーカスリミッタを使ってそいつを反時計回りにぐいっと回すものである。等倍(もしくはその近辺)撮影のポジションにもってくるには後者の方が断然ラクである。
 
P2240973
 
写真が傷だらけなのはご容赦いただきたい。 それだけよく使っているのだと…。

フォーカスリミッタとはこの右下にあるダイヤルである。カメラに取り付けた時にはこのダイヤルは左側面に位置することになる、つまり、この写真はカメラに取り付けた状態で上が上になっているということだ。
これをツマミだと理解して指先でつまんで回そうとすると精神的に大変ストレスになってよろしくない。小さくてとてもつまめたもんではない。
これは左手の親指の指先を押しつけてぐいっと回すのが正しい(と思う)。

目盛りが "1:1" と書いてあるところまで回すと最短撮影距離での等倍撮影モードになり、指を離すとその手前の "0.19-0.4m" と書いてあるところまで勝手に回って止まる。この状態では文字通り(イメージセンサから)40cmまでの距離のところにしかピントが合わなくなる。この状態がマクロ撮影モードというわけである。

そこから時計回りに "0.19m-∞", "0.4m-∞" と2つのモードがあるが、真ん中の白抜き文字になっている "0.19m-∞" にしておく(この写真ではそうなっている)と、どんな撮影距離にも対応するようフォーカシングするよ、というモードになるので、普通はその状態にしておくのがいいだろう。AFに盛大に迷うようなら、40cmよりも近いか遠いかを人間が判断してモードを切替えてやるとその迷いが少なくなるが、その後、次に使う時までにモードを戻しておかないと「フォーカスが合わない!」と焦ることになるかもしれないので注意が必要だ。

その作業がやりにくいとレビューでやり玉に挙がることが多いが、慣れればどうってことはない。等倍撮影にするための左手の親指を使った儀式も最近では無意識のうちにできるようになっている。その辺の慣れ方は十人十色なんだろうけど。

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マクロレンズとして見た時、その長めの焦点距離(35mm換算で120mm)はどうなのかというと、ワーキングディスタンス(レンズ先端から被写体までの距離)を長くとれるからわたしはいいと思う。被写体から20cm程度離れていてもじゅうぶん「マクロ」に写るので、昆虫などを捉えたい時はその長くとれるワーキングディスタンスはメリットとなる。

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逆に言えば、被写体からある程度離れないとバカでかく写ってしまうというのが焦点距離が長いことのデメリットだが、このレンズは良くも悪くもマクロレンズとして使用するのが正しいので「そこまで大写しにしたくないのにぃ」って被写体には別のレンズを選ぶのが正しいのではないだろうか。 

個人的な意見になるが(って書かなくてもこのブログの記事は全部個人的な意見なのだが)、このレンズをマクロ以外で使うのは止めた方がいいと思う。屋内のイベントでシャッタースピードを稼ぎたい時に他にレンズの選択肢がなければしょうがないが、例えば望遠ポートレイトなんかはオススメしない。
マクロモードでない距離にピントを合わせた時のボケが美しくないからだ。(主観)
その辺のことは先日も書いたので参考にしてほしい。

とにかくこれはマクロレンズであって、花や虫などをクローズアップで撮りたい時はこれ以上ないってくらい頼りになる。逆にそれ以外の場合は使い道があまりない。
花や虫をクローズアップで撮りたいと思っている人にはもちろんオススメするが、それ以外の人、つまり、そういうものに興味がない人もとりあえず手に入れれば新しい写真の世界が開ける可能性があると思う。
「とりあえず」 買うには高いかもしれないけれど、その価値は十分あると思う。

マイクロフォーサーズは何と言ってもレンズを含めたトータルでシステムをとてもコンパクトにまとめることができることが利点だ。
レンズのラインナップもなかなか充実してきているし、自分に合ったシステムを組む楽しみといったものもあると思う。
オリンパス・パナソニック両社からF2.8通しのいいズームレンズが提供されていて、それらを揃えていればどんなシチュエーションにでも対応できるのだろうけど、コンパクトなのに写りがいいというマイクロフォーサーズシステムの利点を最大限に活かすためにも、わたしは単焦点レンズを揃えるやり方を推したい。

じゃあ、どのレンズを買うべきか?

わたしがメインに使っているカメラOLYMPUS OM-D E-M10との相性も含めて、その検討材料になるような記事を書いてみたいと思う。
もちろん、すべてのレンズを持ってたり試したことがあったりするわけではないので、その点はご容赦いただきたい。

まずはわたしのイチオシレンズ、M. ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8から紹介する。

P2240965

もう見るからに「いい写真撮れまっせ!」というツラをしている。
マイクロフォーサーズシステムはコンパクトなのが利点と言った舌の根も乾かぬうちに、だが、重厚感溢れるその筐体がたまらない。こいつで撮ると自分のような初心者でも簡単に写真が上手くなったかのように錯覚することができる。

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シルバーのE-M10とシルバーのこのレンズを合わせるとシルバーの色合いが違うのが多少気になるが、造形としてはなかなか素敵である。
左手でレンズを支える一眼レフスタイルの構え方でしっくりくる。(レフ機に慣れた人にはグリップが…とかホールド感が…とかあるのだろうけど)

IMG_5180

この見事な玉ボケがたまらない。
他のレンズではなかなかこんなきれいなボケを得ることができないので、多少重くても連れて行かざるを得ない。
そしてその解像感たるや軽く鳥肌モノである。 
世間一般ではマイクロフォーサーズの神レンズというと他のレンズを指すようだが、敢えてここで言いたい。
この75mm F1.8こそマイクロフォーサーズの神レンズである、と。

わたしにとっては、写真を撮ることをますます好きにさせてくれた、そして、カメラのシステムはやはりレンズなんだと実感させてくれた記念すべきレンズである。
ただし、やはり少し重いのと、(35mm換算で)150mmという長めの焦点距離、そしてそのお値段から万人に勧めることはしないし、「(マイクロフォーサーズで)最初に買う単焦点はどれがいいですか?」と聞かれた時に候補にすることもないかもしれない。

しかし、 中望遠~望遠が好きでとにかくきれいなボケが欲しくて人にもちょっと自慢できるような写真が撮りたいという人にはいいかもしれない。
そう。「最初に買う」レンズではなく「次に買う」レンズだと思う。(もちろん最初に買ってもそれはそれでいいと思うが)
2本目、3本目には是非!である。

東京に行く用事があった。
天気が良くて、きれいな雲が出ていたので空を撮ろうと思った。

…で、やってきたのが都庁前。

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レンズはオリンパスのフィッシュアイボディキャップレンズ。

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交換レンズですという存在感はなく、ただただ薄くて軽い。
カメラに取り付けるとまるでコンデジである。

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電子接点もないのでカメラと通信できず、当然AF(オートフォーカス)はきかない。
レンズカバーを兼ねたレバーの回すと、レンズキャップ状態・無限遠・パンフォーカス・最短撮影距離(20cm)のところでクリック感があるが、それ以外のところにもセットできる。
ライブビューでピーキングなどを使うと案外MF(マニュアルフォーカス)的なことができるが、その操作はちょっと微妙だ。
さらには絞りもF8固定と不安になるスペックだが、思いのほかよく写る。
てっとり早く超広角で遊ぶには手軽だし、本格的なフィッシュアイ作品を撮りたいという欲求があるわけでもないのでオリンパスのPROレンズに手を出すのはちょっと…という向きにも最適である。

建物の形を面白くしてみたり、
裸婦像も一緒に撮ってみたり、

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光芒を出してみたり、

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と、実に楽しく遊べるレンズであった。 

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