やしゅ色でいこう

2014年6月に「カメラを趣味にする」と宣言してミラーレスカメラOM-D E-M10を手にしたずぶの素人。
徐々に写真のテクニックやセンスを向上させていく過程が見られる…予定。

2016年01月

筑波実験植物園で1月に咲いていたヨウラクボクという花。植物園の資料によると、「世界一美しい花木」と呼ばれているそうだ。しかし、栽培・繁殖が難しいため、熱帯以外で花を見るチャンスはほとんどなく、国内での開花は今回が2度目なんだとか。

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もちろん、咲いているのは温室の中。熱帯を模しているので、湿度が高く生暖かい。
そういうシチュエーションは人間には申し分ないのだが、カメラにとってはきつい。
温室の中に入ってしばらく歩き回るまで(温度が周囲となじむまで)カメラはバッグから出さないのがいいと思う。でないと、結露するので。

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OLYMPUS OM-D E-M10のライブコンポジットを使うと星空なんかも簡単に撮影できる…というのはわかっているのだが、夏は星があまりきれいに見えない。星がきれいに見える冬の夜は寒い…と、どうにも重い腰が上がらない。
たまたま腰が軽く、空がそこそこ澄んでた日があったので試しにそのライブコンポジットを使ってみる。 
月が満月に近かったこともあったし、適当に切り上げようかと思ったが、シャッターを開いているとそれなりに面白い絵が出てきた。

今度は月の出てない暗い空で満天の星を撮るぞ…いつになるかわからないけど。

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写真でいうと、今年は街撮りスナップとポートレイトを強化しようと思っている。
どちらも相当苦手なので、これというものが撮れない。あと、望遠好きなので広角も少しは…。

というわけで、茨城県の南部で古い町を小一時間スナップ強化の修行をしてみた。
レンズは標準ズーム1本。

う~ん…やっぱりなんか芸がないというか…。
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茨城県であっても南部なら富士山の見えるスポットは少なくない。
ただし、端っことはいえ、関東平野に位置するため、いい具合の高台というものがなく、近景の鉄塔やら電柱やら電線やらが邪魔をするところが多い。そのため、写真家たちがこぞって集うほどのところは…やはり少ない。しかも、空気が澄んでいて雲が少ないことが前提なので、やはりこの季節限定という制約もある。それでも昼間は白くかすんでしまうので、はっきりとその形を見るなら夕方から日没直後までの時間帯にシルエットとして見るのがいいだろう。

近景に邪魔されず富士山を見たいなら筑波山に登るのが手っ取り早い。車ですぐに行ける中腹からでもこの通りである。

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常磐自動車道を見下ろす橋の上からもこう見えるところがある。

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手持ちで2秒のスローシャッター…のわりにはがんばっていると言えよう。(笑)

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OM-D E-M10の満載機能の一つ、ライブコンポジットを使うとこんな写真も簡単に撮れるが、こんな写真を撮りたいなら素直に三脚を使おう。ヘッドライトの軌跡がぷるぷる しているのがみっともないし気持ち悪くて申し訳ない。

花を撮るためには、マイクロフォーサーズで写真の世界にはまったわたしが愛用するレンズはOLYMPUS M.ZUIKO 60mm F2.8 Macroである。

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なんといってもマイクロフォーサーズの画角で等倍。35mm換算だとなんと2倍もの撮影倍率がある。それがどれくらいの意味を持つのかを見せるために手近なものを写真に撮るとこうである。

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トリミングしてないのに10円玉が画面に入りきらない。

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 それはともかく、これをつけて花を撮ってみる。
…とはいえこの季節、 咲いている花が限られているということでロウバイ。
蝋細工のように透き通った花弁が魅力的なので、光に透かすようにして撮ってみる。

マクロレンズをつけたまま、少しだけひいてみる。
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 絞りを開放のままにすると、後ろの花はすっかりぼけているが、いい感じに背景となじんでいるのは嬉しい。

しかし、さらにひいてしまうと良くないことが起こる。
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 このレンズの最大にして唯一の欠点がこの玉ボケの汚さなんだと思っている。木漏れ日やら花やらが作る小さい光源をいっぱい後ろに配置してみたのだが、この玉ボケだと作らない方がマシだと思ってしまう。

遠くの被写体を近くに引き寄せて 撮る、いわゆる望遠レンズ的な使い方をするときは素直に他の望遠レンズを使えばいいのであって、このマクロレンズはやはりしっかりマクロレンズとして使うのが正解なのかな。

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